COURSE DESIGN

産炭地

筑豊御三家の麻生・貝島・安川は、それぞれ筑豊炭田から身を起こし、財閥を形成したわけだが、ザ・クラ シックゴルフ倶楽部が位置する一帯は貝島炭鉱が隆盛を誇った地域。タニミズ企画株式会社の二代目社長 ・谷水雄三は、南北に展開する穏やかな丘陵地を一目見て惚れ込み、ゴルフ場開発を決意した。この天恵 とも言うべき素材を最も上手に活かすことが出来る設計家は誰か、と考えたとき、真っ先に思い浮かんだの が当時、名匠と呼ばれた鈴木正一だった。

上田治

ザ・クラシックゴルフ倶楽部の歴史を語るには、1930年代までさかのぼる必要がある。
当時、日本のゴルフ黎明期をリードしたのは、東の井上誠一と西の上田治だった。上田治は、京都大学農 学部を卒業した後、チャールズ・アリソンに誘われて廣野ゴルフクラブ(1932年開場)の開発にかかわった。 その後、上田は同クラブの支配人を勤めた後、ゴルフコース設計家としての活動を本格化する。主な作品 に、小野ゴルフクラブ・有馬ロイヤルゴルフクラブ(いずれも兵庫県)・広島カンツリークラブ(広島県)・下関ゴ ルフクラブ(山口県)・門司ゴルフクラブ・古賀ゴルフクラブなどがあり、独特の曲線美は今も多くのプレー ヤーを魅了している。

鈴木正一

上田治の設計思想を受け継いだ鈴木正一は、茨城ゴルフクラブ(茨城県)・額田ゴルフクラブ(愛知県)・三重白山ゴルフコース (三重県)・ABCゴルフクラブ・美奈木ゴルフクラブ(いずれも兵庫県)など、日本を代表するトーナメントコースを数多く手がけて いる。その特徴は上田と同様、独特の曲線美にあり、その設計思想は、ザ・クラシックゴルフ倶楽部に受け継がれている。

THE MAJOR

日本女子プロゴルフ選手権

1995年9月、ザ・クラシックゴルフ倶楽部は開場から僅か5年後に国内メジャートーナメントの一つである「日本女子プロゴルフ選 手権」を開催し、メジャートーナメントコースとして歴史の始点を刻んだ。当大会は、絞られたフェアウェイ・伸ばされたラフ・高速グ リーンといったハードなメジャーセッティングにより初日の結果はアンダーパーが2名。最終日まで誰が勝ち抜けるのかわからない 混戦のトーナメントとなった。その中で、当時23歳の新星 高村亜紀プロが福嶋晃子プロとの白熱する“同期対決”を制し、女王の称号を手に入れた。

優勝  - 6  高村亜紀
2位  - 2  福嶋晃子
3位  - 1  大城あかね

日本シニアゴルフ選手権

写真提供:日本ゴルフ協会



2017年9月、日本ゴルフ協会が主催する国内最高峰のシニアトーナメント「日本シニアオープンゴルフ選手権」を開催。中嶋常幸プロや倉本昌弘プロといった往年のレジェンドたちを迎えるにあたり、日本ゴルフ協会指導の下、バンカーの新設や木々の伐採などコースデザインを再編集し、メジャーの舞台に相応しいコースづくりに取り組んだ。当大会は、完全優勝を成し遂げたマークセンが連日“63”を記録するなど、記録と記憶に残るバーディーラッシュの激戦となった。

【成績】
優勝:プラヤド・マークセン 
2位タイ:鈴木亨、井戸木鴻樹


THE MAJOR STORY-日本シニアオープン2017-

日本女子プロゴルフ選手権

コース概要
開場 1990年
コース設計 鈴木正一
コース造成 ㈱奥村組
コース造形 安達建設㈱
ハウス設計 ㈱園・奥田建築事務所
ハウス建築 大成建設㈱
主な公式競技
1995年 日本女子プロゴルフ選手権(優勝 高村亜紀プロ)
1999年〜 九州サーキット・トヨタカップ
2010年 九州オープン選手権(優勝 高松竜也プロ)
2012年 九州女子選手権(優勝 勝みなみ選手)
2017年 日本シニアオープンゴルフ選手権
2020年 日本女子オープンゴルフ選手権