佐賀県のほぼ中央にあたる孔子の里で知られる多久市。その孔子を祀った多久聖廟に程近い丘陵地に、当時の厳しい開発規制の中、125万㎡の広大な敷地を贅沢に使った佐賀県では最も新しい18ホールズのチャンピオンコースを造り上げた。
設計は日本を代表する数々のトーナメントコースを手掛け、ザ・クラシックGCの設計者でもある鈴木正一に師事した 中村亨治。独特の曲線美と水の演出を施し、ゴルフコースに美しさを求めた中村の設計思想は、多くのゴルフファンから支持されている。
2012年・2021年と2度のチャンピオンシップトーナメントを経験した当倶楽部は、大会の度に設計家の思想を深め、年々攻略の難易度を高めている。
2021年6月、男子ゴルフの九州頂上決戦「九州オープンゴルフ選手権」を開催。2014年度賞金王小田孔明や秋吉翔太ら総勢128名のトッププロ・アマチュアが参戦し、4日間の熱戦を繰り広げた。予選カットライン+8という厳しいコースセッティングの中、若手注目株の香妻陣一朗が二日目でトップに立ち、最終日まで冷静な展開を見せ、そのまま逃げ切り大会初優勝。“ずっと欲しかったタイトル”という言葉で大会を振り返った香妻は、九州アマや九州ジュニア等アマチュア時代を含めて九州タイトル6冠目を達成した。
〈優勝〉香妻陣一郎 -9 〈二位〉小田孔明 -7 〈三位〉小浦和也 -4
コース概要 | |||||||||
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開場 1996年 | |||||||||
コース設計 | 中村亨治 | ||||||||
コース造成 | ㈱奥村組 ㈱熊谷組 | ||||||||
コース造形 | 安達建設㈱ | ||||||||
ハウス設計 | ㈱園建築事務所 | ||||||||
ハウス建築 | ㈱奥村組 |
主な公式競技 | |||||||||
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2007年 | 九州アマチュアゴルフ選手権 決勝 | ||||||||
2012年 | 九州オープンゴルフ選手権 | ||||||||
2021年 | 九州オープンゴルフ選手権 |